うちの犬は食いしん坊だ。
朝の散歩を終えるとお昼寝タイム、そして飼い主が何も食べなければ途中起きることもなく午後までだら~んと手足を伸ばして横になって昼寝をする。
ところが飼い主が抜き足差し足でこっそりおやつにプチヨーグルトでも冷蔵庫に近づくと体は横になったままだとしても目がパチッと開いて様子をうかがっている。
そして飼い主がブツ(ヨーグルト)を冷蔵庫から取り出すと「わたしにもちょーだい」と起き上がって冷蔵庫に近づいてくる。
ブツはヨーグルトにとどまらず、せんべいでもチョコレートでもパンでもなんでもござれ。
飼い主が食べ物を食べようとするたびに「私も!?」と目を輝かせて隣に飛んでくるのを見てなんだか申し訳ない気になる。
ヨーグルトやバナナはちょっとだけおすそ分けできるが、犬はせんべいやチョコレートは食べられない。
そのたびに「これは食べられないよ~」といって犬に見つめられる中で飼い主だけおやつを食べていると罪悪感を感じてしまう。
食いしん坊の犬のおかげで飼い主のおやつ摂取量が減っている、あるいは少なくとも犬にもおすそ分けできる、焼き芋とか味のついてないポップコーンとかヘルシーなおやつになっているのは間違いない。
「食いしん坊の犬効果」という言葉がどこかのダイエット本に掲載される日が来るかもしれない。