音痴のセミ

早朝6時過ぎに犬の散歩に出かけたのだけれど外はすでにあっつい!
公園に向かうとジョギング、犬の散歩をしている人がたくさんいてまだ6時半前なのが嘘のよう。
そして夏の風物詩、セミがミンミン朝から元気に鳴いている。

そんなことを思いながらセミをミンミンを聞いていてふと違和感を覚えた。
あれ?

セミの大合唱はコーラスのようにみんな同じトーンで鳴いていると思っていた。
しかし1匹だけ明らかに低い音で自信なさそうに小さな音を出しているセミがいる。

合唱の練習をしていて音痴な生徒が出来るだけ目立たないように口パクか小さな声で歌っている感じ?
なんだか人間っぽいセミに笑ってしまった。

セミの鳴く音(実際には声ではなく、羽をこすり合わせる音だけれど)を気にしながら公園を歩いていると、
逆に今度はみんなと合わせて合唱する気なんてさらさらなく、一匹だけ大声を張り上げて鳴くセミもいた。
まるでオペラのディーバのように(実際には鳴くのはオスだけだけれど)。

音痴なセミもディーバなセミも個性を出してて嫌いじゃないよとセミに言いたくなった朝散歩。

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